未経験からデザインの初案件を受けるまで|会社員だった私が進めた順番

未経験からデザインの初案件を受けるまで|会社員だった私が進めた順番のアイキャッチ。えむえむのアイコンキャラクターと白黒の見出し。 仕事・実践

未経験からデザインを仕事にしたい。でも、勉強から始めるのか、作品を作るのか、先に仕事を探すのか。私もその順番が分からないところから始めました。

会社員だった私も、最初から独立まで見えていたわけではありません。素材を作って出してみる。Webデザインを学ぶ。仕事に応募する。そうやって、ようやく初めての依頼につながりました。

勉強が終わったら、自然に仕事が来る。そんなきれいな順番ではなかったです。作ることと、仕事をもらうことは、思っていた以上に別でした。

  1. 01 作って出す素材など、自分で完成させたものを外に出す
  2. 02 仕事を知るWebデザインを学び、担当できる作業を把握する
  3. 03 募集に提案する出品して待つだけでなく、必要な人を探す
  4. 04 依頼を仕上げる担当範囲を確認し、修正して納品する
私が初案件までに進んだ流れ。期間や受注を保証する手順ではありません。

最初は「自分で作ったものを出す」から始まった

私はIllustratorで、見出しや枠、帯などの素材を作り、イラストACに投稿しました。まだ、お客さんのホームページを作る段階ではありません。自分で作れるものを、誰かが使える場所に出すところからのスタートでした。

素材がダウンロードされると、自分の作ったものが会社の仕事とは別の場所で使われる。その小さな手応えがありました。デザインの仕事全体が分かったわけではなくても、作る、出す、反応を受け取るという一巡は経験できたのです。

この頃の気持ちは、最初の素材が使われた時の話(noteで近日公開)に書きました。

デザインの仕事を調べて、Webデザインを知った

もともと私が思い浮かべていたデザインは、絵や映像、ゲームのビジュアルに近いものでした。仕事として何があるのかを調べていくうちに、ホームページの見た目を作るWebデザインを知りました。

当初からWebだけを目指していたわけではありません。それでも、学習を進めると少しずつ形を作れるようになり、仕事の候補として見えてきました。教材の手順に沿って学んだことは、知らない作業を一つずつ進める助けになりました。

ただ、学習課題を作れることと、依頼内容に応えられることは別です。何が作れるようになったのかを具体的に把握しないまま、何でもできると名乗るのは避けたいところです。

出品しただけでは依頼は来なかった

私はココナラでサービスを出しましたが、出して待っているだけでは仕事につながりませんでした。そこで募集を見て、こちらから提案する方向に動きました。後にはランサーズやクラウドワークスでも仕事を探しています。

ここは、勉強すれば自然に仕事が来ると思っていると見落としやすい部分です。作る力を身につけることと、必要としている人に見つけてもらうことは、私の場合、別々に取り組む必要がありました。

最初の提案では安さや特典も打ち出しました。それでもすぐに決まったわけではありません。その経験は、安さだけで初案件を取ろうとしていた頃で詳しく整理しています。

あわせて読みたい安さだけで初案件を取ろうとしていた頃 →

初めての依頼は、実装ができる人からだった

最初のお客さんは、ホームページを実装する力がある方でした。その方が、自分のホームページの見た目を整えるために、デザインを必要としていました。

つまり、私に最初からすべての工程が求められたわけではありません。相手が持っている力と、私が取り組む部分が分かれた依頼でした。未経験だからといって、仕事を丸ごと一人でできるようになることだけを入口に考えなくてもよかったのです。

もちろん、受けた後は楽ではありませんでした。修正を重ね、できることを総動員して納品まで進めました。仕事を受ける前の不安と、実際に最後まで作る難しさは、それぞれありました。

作品を「作れます」の説明に変える

私が出していた枠や見出しの素材と、初めて頼まれたホームページのデザインは、同じ制作物ではありません。それでも、自分で作る、外に出す、誰かに使ってもらうという経験は、その後に進む入口でした。

今から初案件の準備をするなら、作品を並べるだけでなく、それぞれに短い説明を付けます。何を作ったのか、どの部分を自分が担当したのか、どんな用途を想定したのか。練習作品なら練習作品と明記して、受注実績と混ぜない形です。

ココナラの公式プロフィール案内でも、スキルやポートフォリオなどを登録できることが説明されています。登録欄を埋めれば仕事が来るという意味ではなく、作品と対応範囲を見てもらう場所として使える、という補足です。

私の場合、出品して待つだけでは依頼につながりませんでした。作品を見せる準備と、必要としている募集を読みに行くことは、どちらも必要だったと思います。

応募前に、募集を三つに分けて読む

これから取り組む人向けに、募集内容を「作るもの」「担当する工程」「確認が必要なこと」に分ける方法を考えました。当時の私の作業記録ではなく、初案件を振り返って整理した読み方です。

  1. 作るもの:トップページなのか、複数ページなのか。何を渡せば完成なのか。
  2. 担当する工程:見た目の制作、文章や写真の準備、実装のうち、どこが求められているか。
  3. 確認が必要なこと:自分の経験では判断できない点や、募集に書かれていない点はどこか。

「ホームページ制作」という言葉だけで、全部を一人で引き受けると思い込まない。逆に、デザインの募集だからといって、自分の得意な作業だけを意味すると決めない。この読み合わせが、できることと依頼をつなぐ準備になります。

私の初案件では、実装できる相手が見た目を必要としていました。だからこそ、未経験という大きな言葉で自分を判断するより、何の作業を任せてもらうのかを見るほうが、入口を具体的に考えられます。

応募する前に、作品を一つ説明してみる

勉強を続けるか、応募してみるか。ここで迷うなら、今ある作品を一つ選んで、誰かに渡すつもりで説明してみてください。

たとえば練習で作ったトップページなら、「架空のお店を想定した練習作品です。ページの見た目を制作しました。文章は仮で、予約フォームの実装はしていません」と書く。これは説明の例です。使っていないツールや、作っていない機能まで足す必要はありません。

ここまで書くと、今の自分が応募できそうな募集と、まだ難しい募集が少し見えてきます。「Web制作できます」だけだと、何でもできそうにも、何ができるか分からないようにも見えてしまうんですよね。

そして、足りない部分が見つかったら、その部分を次の練習にする。作品を増やす目的も具体的になります。件数を埋めるために似た作品を増やすより、任せてほしい作業を説明できるほうが、私は次に動きやすいと思います。

仕事を探しながら学ぶとしても、まだ分からない工程まで引き受ける必要はありません。私の最初の依頼は、実装できる方がデザインを必要としていた仕事でした。その接点を見つけるためにも、担当できる部分を言葉にしておく意味はあります。

今から始めるなら、次に進む条件を言葉にする

私の経験を踏まえて整理すると、最初の一件までに必要だったのは「勉強を終える」という一つの目標ではありませんでした。作品を出す、仕事の種類を調べる、依頼内容を読む、提案する、納品する。それぞれ違う作業です。

これから取り組むなら、まず「今できる制作物」「自分が担当できる工程」「まだ対応できない作業」の三つを書き分けることを勧めます。これは当時の私が使っていた方法ではなく、経験を振り返って考えた整理の仕方です。

案件の募集を読む時も、全部できるかどうかだけでなく、求められている工程が自分の範囲に合うかを見る。初案件に必要な準備が、少し具体的になります。

私が進んだのは、小さく作ったものを外に出すところから、誰かの依頼を最後まで形にするところまででした。その順番を、今いる段階を確かめる参考にしてもらえたらと思います。

元の体験は独立までの実話を話したYouTube動画で聞けます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました